あらすじ

ある老作家は不思議な真っ赤な洋服の似合う天真爛漫な少女と暮らしています。

この少女、実は老作家の買った三歳子の金魚でした。

二人は仲睦まじく恋人のように暮らしていました。

その金魚の少女は「赤子」と名乗っていました。

そんな老作家と金魚の赤子のところに、田中ゆり子という美しい幽霊が現れます。

田中ゆり子は老作家と昔曰くのあった女性でした。

赤子は面白くありません。

そんな中、ゆり子が、老作家は他にも女がいることを赤子に教えます。

赤子は信じていませんでしたが、老作家は赤子には映画に行くと嘘をついて別の女のところへ通っているのを見てしまいました。

赤子はショックでゆり子の世界に家出をしました。

そして赤子はその女の家に金魚の姿になって忍び込み、二人の仲を邪魔することに成功します。

赤子はゆり子に、老作家に別の女がいた悲しみを慰めてもらい、ゆり子と赤子は友達になったのでした。

気のすんだ赤子は老作家の元へ戻ります。

赤子は、老作家に何か残したいと考え、別の金魚と子供を作り、その子を老作家の子にすると言い出します。

老作家は反対しますが、赤子は聞きません。

おなかの大きくなった赤子は、ゆり子と老作家を引き合せようとします。

しかし、 老作家はゆり子を「小説の中の幻の存在」だと言い拒絶します。

ゆり子は諦めてゆり子の世界に帰って行きました。

赤子は老作家の気持ちが理解できず、激しい喧嘩になりました。

出て行こうとする赤子に老作家は、余命いくばくもないことを告げ、そばにいてほしいと懇願します。

しかし赤子は出て行ってしまうのでした。

赤子は死んでしまい、金魚の姿で老作家の元に帰ってきました。

老作家は、赤子の死を悲しみます。

時が経ち、老作家の最期の時、老作家は赤子の幻を見るのでした。

二人は、いつまでも楽しく踊り、楽しい時を永遠に過ごすのでした。

キャスト

金魚で少女の赤子役に、二階堂ふみ、赤子と暮らす老作家を大杉漣が演じています。

幽霊の田村ゆり子を真木よう子、老作家の過去に存在する「芥川」を高良健吾、金魚売りに永瀬正敏と、演技派の共演者が並びます。

見どころ

室生犀星の原作「蜜のあわれ」の、小説でしか表現できない世界観をファンタジックに映像化した作品です。

そのファンタジックな物語を丁寧なキャスティングで引っ張っていきます。

金魚の若い娘は、作家の妄想なのか、それとも現実なのか、という雰囲気を、二階堂ふみがはまり役で演じています。

二階堂ふみの癖のある芝居がかった喋り方や、度々踊る特徴のあるダンスが金魚そのものです。

幻想的な世界の中で、老作家の死の近づいた男の悪あがきや、過去の悔恨や、だらしなさ、そしてそれを欠点としない憎めない雰囲気に大杉漣がまとめあげています。

美しい幽霊の真木よう子や、高良健吾の芥川としての佇まい、不思議な金魚を売りそうだと思わせる金魚売りの永瀬正敏など、個性が際立っています。

老いた作家の願望が夢見ごこちな物語になっています。

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