映画「走れ、絶望に追いつかれない速さで」は、2016年の6月4日に劇場公開された中川龍太郎監督によるヒューマンドラマになっております。

第28回東京国際映画祭の日本映画スプラッシュで入選上映された、若手映画作家による自伝的作品です。

あらすじ

大学生時代、村上蓮と葛西薫はルームシェアをしながら暮らす親友同士でした。

蓮は留年確定となり、薫は就職先が決まったので別れの時が近づいてきます。

居酒屋で仲間たちと共に開いた送別会が、蓮にとっては薫を見た最期になってしまいました。

薫が自らの生命を絶ってしまった現実を受け止めることが出来ない蓮は、大学を中退して無為な日々を送っています。

一周忌に参列した時に、蓮は薫の兄から1枚の絵を渡されます。

そこに描かれていた女性は、薫の恋人である飯野理沙子ではなく中学時代の同級生・斉木環奈の姿でした。

久しぶりに再会を果たした理沙子と共に、蓮は現在富山県に住んでいるという環奈の元へ絵を届け薫の死の真相を追い求めていくのでした。

キャスト

主人公の村上蓮を、若手の実力派俳優である太賀が熱演していました。

若干15歳の時に主演を果たした「那須少年記」では、大自然の中で成長を遂げていく中学生を等身大に演じています。

1993年生まれながらも数多くの日本映画に出演した経歴の持ち主で、2018年も「十年 Ten Years Japan」と「母さんがどんなに僕を嫌いでも」の2本の主演作品の公開が控えています。

連の親友であり物語の中では故人でありながら圧倒的な存在感を放っている葛西薫の役には、小林竜樹がキャスティングされています。

園子温監督の衝撃作「恋の罪」での鮮烈なデビューには忘れがたいものがあり、本作品の中の生者の運命を翻弄していく死者の役どころにも繋がるものがありました。

見どころ

薫の死を受け入れることが出来ないふたりの男女が、如何にして過去の哀しみと向き合っていくのかがストーリーの大きな核心になります。

学生時代に同じ部屋で暮らしていた蓮は、薫に彼女ができてからの日々に物足りなさを感じていました。

その一方では恋人であるはずの理沙子は、薫がいつも蓮の話ばかりをしていたのが面白くありませんでした。

お互いへの違和感を抱いたままのふたりが、微妙な距離感を保ちながら旅を続けていく様子には味わい深いものがあります。

この映画のタイトルにもなっている「走れ、絶望に追いつかれない速さで」に込められている意外な意味と共に、次第に明かされていく薫が自らの絵の中に託したメッセージが感動的です。

長らく疎遠になっている友達との想い出や、意外にも近くにいる大切な人の存在を考えながら見て頂きたい作品です。

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